対話道

taiwado: intercultural relationships and how to make them work

対話道とは?

会話と対話

会話と対話の違いは何でしょうか?

  • 会話:相手と自分との間で情報を伝えあうこと
  • 対話:大切だと思うテーマについて問いを共有し、相手と一緒に考える作業

日常生活で、言葉を交わす必要のある場では常に会話があります。同僚、お隣さん、友人、そしてもちろんパートナーと。

一方、対話は時間をとって相手とじっくり向き合い、あるテーマについて話しながら一緒に考えること。答えに至ることが目的ではなく、お互いの考えを引き出しながら、一緒にそのテーマを開拓してゆくイメージです。

習慣・文化・言葉の壁

お互いの育った文化が違う場合、その違いはよく『壁』と表現されます。自分と相手との間に立ちはだかっているもの。

壁の向こう側にいる相手のことを理解しようと、ハシゴをかけたり、ノミとカナヅチを使って壊そうとするかもしれません。

そこで自分が衝突するのは、相手ではなく壁なのですが、ときとして相手自身にぶつかっていると感じることもあります。

そんなとき、無駄な労力を費やすことなく、うまく賢く、困難を切り抜ける方法があります。

茶道・柔道・対話道

対話は、茶道や柔道などと同じく、究めてゆくことのできる「道」だと考えます。自分にとって大切な相手のことを、どうやったらより深く知ることができるのか、そして自分のことをもっと知ってもらうにはどうしたらよいのか。それを求めて、鍛錬を重ねることのできる「道」です。