対話道

taiwado: intercultural relationships and how to make them work

暢子と勉

私と夫のベンは、『チーム・木村グロース』を結成して10年の日独カップルです。言語学畑出身の二人は、翻訳者として、ベルリン教育委員会のセミナー講師として、コミュニケーションの深層について日々考えををめぐらせています。

とはいえ、この10年間、二人してコミュニケーションの “落とし穴” にはまり、“罠” にひっかかったことは数知れません。日本語とドイツ語、和の国と、ディスカッションしてなんぼの国。お互いの持つ背景が違うため、そうでない場合よりも、誤解のタネがあちこちに散らばっています。

新型病の蔓延で先の見えない世界になっている今、人の心の許容量はぐんと低くなっているように感じます。そして、それが夫婦やカップルの間で、衝突を起こしやすくしています。

チームを結成して以来、二人の間で勃発するモンダイを解決するたび、私達は少しずつコミュニケーションについて学びました。そしてこんな今だからこそ、自分たちの学びを形にしたい。その結晶が、対話道です。